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寺内町(山科本願寺)


 山科本願寺は、蓮如が京都市山科に文明10年(1478)創建した本願寺の寺院跡です。この寺院跡は山科寺内町として著名で、現在も、壮大な土塁が現存します。戦国後期に一向宗寺院は、寺院の敷地に寺内町と呼ばれる町並みを築きました。下の写真は山科本願寺の土塁です。

 山科本願寺は、御本寺と呼ばれる寺院を中心として、内寺内と呼ばれる坊があり、その外側には、外寺町と呼ばれる、町屋があったと言われます。寺内町は、寺内特権と呼ばれる特権を獲得し経済的に繁栄したといわれ、山科本願寺も大いに繁栄したと言われます。

しかし天文元年(1532)、、延暦寺宗徒や法華宗徒の攻撃を受け落城し、本願寺は大坂石山に移転しました。現在、山科本願寺寺内町を伝える標識が立てられていますが、その寺域は周囲4キロメートルに及ぶのではないかと考えられ極めて広大です。寺内町では商業が営なまれ、大変繁栄したと言われています。本願寺の土塁はいくつも現存します。下はその土塁の一部で、土塁の断面が判ります。

 寺内町の町並みが現存する代表的な事例として、久宝寺、今井、富田林があります。これらの寺内町が出現したのは戦国時代の永禄年間が多いようで、いずれも寺内町では寺院を中心として商業が営まれました。越中では江戸時代までも続いた伏木勝興寺の寺内町が知られます

 山科本願寺については、以下のリンクを参照下さい。


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